神戸大学経営学部の入試科目と配点【現役神大経営学部生】

学部別対策

こんにちは、神大研公式ブログ部の佐々原です。

神戸大学経営学部は、国立大学で最も歴史のある経営学部として、関西文系受験生から絶大な人気を集める学部です。

入試には「共通テスト優先」「個別試験優先」「総合」という3つの選抜が同時に行われる全国でも珍しい仕組みがあり、この構造を理解しているかどうかで戦略が大きく変わります。

この記事では、実際に神戸大学経営学部に合格した講師の体験談(現役時代は塾に行かず闇雲に勉強して不合格→浪人し、参考書中心の自習で逆転合格)と、最新の公式データとあわせて経営学部の入試対策を徹底解説します。

この記事でわかること

  1. 経営学部の3方式選抜(共テ優先・個別優先・総合)の仕組み
  2. 入試科目と配点・最新2ヶ年の合格最低点
  3. 経営学部に向いている人・向いていない人
  4. 合格者が実践した学習計画の立て方(目標点数の決め方)
  5. 共通テスト・二次試験の科目別勉強法
  6. 合格後のリアル(六甲台キャンパスの雰囲気・大学生活でできること)

神大経営学部、今の成績で間に合う? 合格最低点から逆算して今やることを決めよう。公式ラインで相談する

  1. 経営学部の特徴
    1. 全国でも珍しい「3方式同時選抜」
  2. 入試データ(配点・最低点)
    1. 入試科目と配点(一般前期)
    2. 合格最低点(最新2ヶ年)
    3. 倍率
    4. 偏差値・共通テストボーダー
    5. 共テボーダーから逆算した「二次ボーダー」
  3. 向いている人・向かない人
    1. 向いている人
    2. 向いていない人
  4. 合格者の学習計画
    1. 失敗と成功の分かれ目は「逆算」だった
    2. ステップ①:科目別の目標点を決める
    3. ステップ②:過去問開始日から逆算して参考書を配置する
    4. 戦略③:自習時間1500時間の配分を決める
    5. 戦略④:講師陣の経験から見た目標得点
    6. 戦略⑤:私が実際にやった失敗から学ぶ
  5. 科目別の勉強法
    1. 二次・英語(125点)速読と英作文の型
    2. 二次・数学(125点) 典型問題をミスなく
    3. 二次・国語(125点・漢文なし)最も差が出にくい科目
    4. 共通テスト対策(400点)─ 社会2科目100点が最大の武器
  6. 二次試験の時間配分
  7. 設問タイプ別の攻略
  8. 参考書ルート早見表
  9. 経営学部のリアルな雰囲気
    1. 立地「キャンパスは坂の上」
    2. 大学生活でできること
  10. FAQ(よくある質問)
    1. Q1. 3つの方式は別々に出願するのですか?
    2. Q2. 共通テストは何割必要ですか?
    3. Q3. 二次試験に漢文は出ますか?
    4. Q4. 数学が得意なら経営学部は有利ですか?
    5. Q5. 学校推薦型選抜はどんな入試ですか?
    6. Q6. 偏差値50からでも合格できますか?
    7. Q7. 経営学部ではどんなことを学びますか?
    8. Q8. 授業は忙しいですか?
    9. Q9. 大学在学中に起業できますか?
  11. まとめ
  12. 神大研で逆転合格

経営学部の特徴


神戸大学経営学部は、六甲台キャンパスにある1学科(経営学科)体制の学部です。

旧神戸商業大学の流れをくむ「経営学の神戸」の中核で、公認会計士・大手金融・商社・コンサルなど、文系就職の王道ルートに強い伝統のある学部です。

全国でも珍しい「3方式同時選抜」

経営学部の選抜方法を説明します。一般入試(前期)では、同じ出願者の中から次の順番で合格者が決まります。ちなみに私は共テ個別総合型で合格しました!

選抜順 方式 判定材料 合格者数
共通テスト優先 共テの点数のみ 約66人
個別試験優先 二次試験の点数のみ 約66人
共通テスト・個別総合 共テ+二次の合計点数 約88人

参照元:入試の種類と入学定員(神戸大学公式)

つまり1回の出願で3回の合格チャンスがあります。「共テで大成功した人」「二次の記述に自信がある人」のどちらにも独自の勝ち筋があるのが経営学部の最大の特徴です。

このほか、学校推薦型選抜(40人・共テ950点+書類100点)もあります。共テ優先の仕組みは神戸大学経営学部「共通テスト優先」とは?で詳しく解説しています。

入試データ(配点・最低点)

入試科目と配点(一般前期)

共通テスト(400点)

教科 配点
国語 75点
数学 75点
外国語 75点
地歴・公民(2科目) 100点
理科 50点
情報Ⅰ 25点

二次試験(375点)

教科 科目 配点
英語 長文読解・英作文 125点
国語 現代文・古文(漢文なし 125点
数学 数Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(数Ⅲなし) 125点

参照元:神戸大学入学者選抜要項(公式)

二次は英国数が125点ずつの完全均等配点。法学部(数学75点)と違い数学からは逃げられませんが、逆に数学が得意な文系には有利です。

また二次国語は漢文が出題されないのも経営学部の特徴です。漢文が得意な人にはマイナスですね。

合格最低点(最新2ヶ年)

2026年度・前期

方式 満点 合格最低点 得点率
共通テスト優先 950点 799.2点 約84%
個別優先 375点 216.3点 約58%
共通テスト・個別総合 775点 515.1点 約66%

2025年度・前期

方式 満点 合格最低点 得点率
共通テスト優先 1000点 845.4点 約85%
個別優先 375点 226.6点 約60%
共通テスト・個別総合 775点 528.1点 約68%

参照元:河合塾Kei-Net 2026年度 神戸大学 合格最高点・最低点神戸大学 令和7年度 入学試験(合格者)成績結果(公式PDF)

このデータから、経営学部の合格ラインは「総合で約66〜68%」=共通テスト80%+二次60%が目安です。

共テ優先を狙うなら約84〜85%が必要ですが、共テで失敗しても個別優先(二次だけで約58〜60%)という敗者復活の道が残されています。

倍率

年度 一般選抜 学校推薦型
2025年度 3.2倍(志願790・合格232) 4.4倍(志願176・合格40)
2024年度 3.6倍 4.8倍

参照元:神戸大学 経営学部 入試結果(旺文社パスナビ)

経営学部は神戸大学の中でもトップクラスの高倍率ですね。

偏差値・共通テストボーダー

項目 数値
偏差値(河合塾) 62.5
共テボーダー得点率(前期) 79%

参照元:神戸大学 経営学部 偏差値・ボーダー(旺文社パスナビ)

偏差値62.5は法学部と並ぶ神大文系最上位。人気学部ゆえ倍率も文系トップクラスです。

共テボーダーから逆算した「二次ボーダー」

「共テでボーダー通り(79%)に得点した場合、総合選抜の二次であと何%必要か」を直近2ヶ年の合格最低点から逆算しました。

年度 共テ想定得点(ボーダー79%) 合格最低点(総合) 逆算した二次ボーダー
2026年度 316点/400点 515.1点 199点/375点(約53%
2025年度 316点/400点 528.1点 212点/375点(約57%

共テがボーダー通りなら、二次は53〜57%で合格最低点に届きます。英国数の均等配点(各125点)で考えると、「得意科目65%+標準2科目50%強」でこのラインに乗ります。

共テが79%に届かない場合は、不足1%(4点)につき二次ボーダーが約1%上がる計算です。

個別優先(二次のみで約58〜60%)という敗者復活枠があることも、二次に強い受験生には追い風で、二次試験で逆転しやすいと思われる人も多いかもしれません。

ですが実際の経営学部生を見ると共通テストが75%以下の人はあまりいない印象です。共通テストの難易度と二次試験の難易度に差が少ないのも理由の一つかもしれません。

共通テストで80%とるこれが経営学部合格の要です。

向いている人・向かない人

向いている人

  1. 英国数をバランスよく戦える人:二次は3科目均等125点。穴のない受験生が最も有利です
  2. 数学が得意な文系:二次数学125点+漢文なし。数学で稼ぎ、国語の負担を減らせる構造です
  3. 共テで高得点を狙える人:共テ優先(上位30%)は共テ約84%で二次を待たずに実質合格が決まります
  4. 公認会計士・金融・コンサル志望の人:「経営学の神戸」の伝統と実績は文系就職で強力な武器です。
  5. 記述大学生活で力に自信がある人:個別優先(上位30%)は二次だけで勝負できる、記述型受験生の救済ルートです

向いていない人

  1. 数学を捨てたい文系二次数学125点は回避不可能です。数学75点の法学部の方が戦いやすいでしょう
  2. 漢文が得意で得点源にしたい人:二次国語に漢文は出ません。漢文の力は共テでしか活きない点は注意です
  3. バランス型の勉強計画を立てるのが苦手な人:3科目均等×共テ6教科は、科目管理ができないと総崩れします

合格者の学習計画


ここからは、経営学部に合格した神大研講師の実体験に基づく学習計画術です。

失敗と成功の分かれ目は「逆算」だった

現役時代は塾に行かず闇雲に勉強して、余裕で不合格。浪人して大手予備校に通ったものの集団授業が合わず、結局ずっと参考書で自習していました。

それでも合格できたのは、「合格最低点から逆算する計画」に切り替えたからです。

神戸大学経営学部合格のゴールは「入試で合格最低点以上を取ること」。

逆算した二次ボーダー(53〜57%)に安全マージンを乗せた共通テスト80%・二次試験60%が現実的な目標ラインです。ここから逆算します。

ステップ①:科目別の目標点を決める

得意・不得意に合わせて、各科目の目標を数値化します。以下は「数学が得意・英語が苦手」だった合格者本人の実例です。

教科 共通テスト目標 二次試験目標
数学 85% 70%
英語 80% 55%
国語 80% 55%
理科 75%
社会 85%
情報 75%

得意科目で上振れを作り、苦手科目は「55%で耐える」設計。全科目で65%を狙うより、現実的で精神的にも楽になります。

ステップ②:過去問開始日から逆算して参考書を配置する

過去問を解き始めた後に初めて「合格のためにどんな勉強をすればいいか」がわかりました。できるだけ早く自分のやるべき勉強を把握することが合格の近道です。だから過去問演習は夏休み明けには始めたい

二次過去問:夏休み明け〜遅くとも秋に開始し、共テまでに5年分

共テ対策の本格開始:10月からで間に合う(それまでは二次向けの基礎力養成)

数学・英語・古文は共テと二次の難易度ギャップが小さい。共テで安定8割の力=二次6割の基礎力

戦略③:自習時間1500時間の配分を決める

受験生の自習時間は年間約1500時間。この時間をどの科目に何時間割くかを決めていないと、得意科目ばかりに時間を使ってしまいがちです。経営学部を目指す場合の配分の目安を示します。

科目 目安時間 理由
英語 400時間 二次の配点が大きく、毎日の積み上げが効く
国語 350時間 記述の添削を含む。古典は早期に固める
数学 350時間 2完を狙う。チャートの周回が中心
共通テスト専用(理科基礎・地歴公民・情報) 400時間 科目数が多く、後半の比重が大きい

【分析】
配分を数字で決める最大のメリットは、「今週この科目に何時間使えたか」を検証できる点です。感覚で勉強していると苦手科目が後回しになり、本番直前に慌てることになります。

神大研の自習コンサルティングでも、まずこの配分づくりから着手します。

戦略④:講師陣の経験から見た目標得点

「何割取れば合格できるのか」は、受験生が最も知りたい情報のひとつです。神大研の講師陣(全員が神戸大学の合格経験者)の経験から言うと、目標の目安は次のとおりです。

科目 目標の目安 ポイント
数学 2完+残り1題の部分点 全問完答を狙わない。7割で十分戦える
英語 6〜7割 和訳と英作文の完成度で8割も狙える
国語 まず5割、仕上げて6割5分〜7割 満点を狙う科目ではない

【分析】
ここで強調したいのは、満点を狙う必要はまったくないということです。

実際に神戸大学英語で8割を取った講師も、「合格ラインの目安は6〜7割。標準的な問題を取りこぼさなければ届く水準」だと言います。

国語も同じで、まず5割を安定させ、記述の完成度を高めて6割5分〜7割に乗せるのが現実的です。

「全部解けるようにする」ではなく「取れる問題を確実に取る」これが神戸大学合格への近道です。

戦略⑤:私が実際にやった失敗から学ぶ

最後に、私自身が受験生時代に実際にやってしまった失敗を紹介します。同じ轍を踏まないでください。

失敗談:時間が足りず、最後まで解けなかった
神戸大学の英語は80分で長文3題+英作文1題。問題そのものの難易度は標準的なのに、私は演習を始めた当初「時間が足りなくて最後まで解けない」という状態が続きました。

1文ずつ丁寧に訳しながら読んでいたことが原因です。読めているのに解き終わらない——これは多くの受験生が毎年ぶつかる壁でもあります。

改善のカギは単語の即答力でした。見た瞬間に意味が出ない単語が1文に複数あると、そこで読みが止まります。

単語帳を「1秒以内に意味が出るか」の基準で周回し直したところ、読むスピードが目に見えて変わりました。処理スピードは才能ではなく、単語の精度で決まります。

この失敗以降、過去問は必ず本番と同じ時間条件で解くようにしました。「わかる」と「本番で時間内に解ける」はまったく別物です。

演習の段階から時間を計り、時間切れになった場合も時計を止めてから続きを解いて、「時間内に取れた点」と「時間があれば取れた点」を分けて記録しておきましょう。この差こそが、本番までに埋めるべき部分です。

経営学部を目指すうえでも、この考え方は変わりません。やった量ではなく、身についた量が合否を分けます。

科目別の勉強法

目標は、先ほど逆算した二次ボーダー53〜57%を確実に超えることです。英国数の均等配点なので、得意科目で65〜70%を作り、苦手科目は50%台で耐える配分が現実的です。

合格者の実体験と神大研の推奨参考書ルートをもとに解説します。

二次・英語(125点)速読と英作文の型

神大英語は大問4つ(長文3題+英作文)を80分で処理します。単語・構文は標準レベルで、ポレポレや透視図のような最難関参考書は必須ではありません。それより速く正確に読む速読力が合否を分けます。

  1. 単語:ターゲット1900/システム英単語を「1秒以内に意味が言える」まで仕上げる
  2. 速読:過去問+シャドーイングで処理速度を上げる
  3. 英作文:「英作文ハイパートレーニング 自由英作文編」で型を習得→添削指導→過去問。近年はグラフ読み取り型の英作文が頻出なので必ず演習を

神戸大学の英語対策参考書ルートもあわせてご覧ください。

二次・数学(125点) 典型問題をミスなく

大問3つ。難関国立の中では比較的易しく、頻出は微分積分・場合の数と確率・数列・ベクトルという典型単元です。

目的 参考書
基礎・計算力 黄チャート
解法の習得 文系数学の重要事項(+発展編)
演習の積み増し 1対1対応・理系数学プラチカ

「典型問題を記述でミスなく完答する」ことがすべて。過去問は必ず添削を受けて記述の穴を潰しましょう。神戸大学の数学対策(文系・理系別)で詳しく解説しています。

二次・国語(125点・漢文なし)最も差が出にくい科目

現代文1題+古文1題・80分。字数制限つき論述で、共テとの難易度のギャップが最も大きい科目です。

  1. 現代文:「現代文のアクセス」→「現代文読解力の開発講座」で記述の書き方を学ぶ。要約練習が有効です
  2. 古文:単語帳1冊+古典文法→「富井の古文読解」→過去問。「選択肢を選ぶ」から「自分の言葉で書く」への転換が課題です

答案は必ず添削してもらうこと。国語の独学自己採点には限界があります。神戸大学の国語対策で参考書の使い方から時間配分まで詳しく解説しています。

共通テスト対策(400点)─ 社会2科目100点が最大の武器

経営学部の共テは地歴公民2科目で100点と最大配点。社会で85%を取れると一気に楽になります

  1. 英語:80分で約5,600語を処理する情報処理型。単語の瞬発力+共テ形式演習(「1ヶ月で完成 共通テストリーディング」など)
  2. 数学:癖が強いため、黄色チャートを固めてから共テ形式に慣れる
  3. 国語:漢文から解くのがおすすめ(難易度が低く速く解けるため、余裕を持って評論・小説に入れる)
  4. 理科基礎:平均点が高い「落とせない科目」。「決める共通テスト」シリーズに間違いを書き込み、自分だけの参考書を作る
  5. 社会:資料問題が多い。基本知識+資料読解を「時代と流れで覚える」+一問一答で固める

二次試験の時間配分

ここからは、経営学部を受験するうえで欠かせない「本番の時間配分」を具体的に示します。神大研が推奨している配分は次のとおりです。

科目 推奨配分 ポイント
英語(80分・4題) 大問Ⅰ18分/Ⅱ18分/Ⅲ17分/英作文20分/見直し7分 英作文の20分を必ず残す
数学(80分・3題) 1題20〜25分×3題+見直し10分 解けそうな大問から着手し、まず2完を確保
国語(100分・3題) 漢文18分→古文30分→現代文50分→見直し2分 分量の少ない漢文から処理して弾みをつける

【分析】
文系型の二次試験は3教科をバランスよく仕上げることが前提になります。数学は80分で3題なので、1題あたり20〜25分。

全問完答を狙うより2完+部分点で7割を目標にすると現実的です。

国語は現代文から始めると時間を溶かしやすいため、漢文・古文を先に片付けて「残り時間はすべて現代文」の状態を作るのが安全です。

共通して大切なのは、試験開始直後に全問へ目を通し、解けそうな問題から着手することです。

誘導つきの小問構成が多いため、(1)(2)を確実に取り、(3)以降で部分点を積み上げる意識を持ちましょう。白紙の大問を作らないことが、合格ラインを超える最短ルートです。

設問タイプ別の攻略

神戸大学の二次試験は、設問のタイプごとに求められる力が異なります。特に英語は、どの設問に何が必要かを理解しておくと対策の方向が定まります。

設問タイプ 必要な力 対応する参考書
同意表現問題 1秒で意味が出る単語力 システム英単語・速読英熟語
和訳問題 構文の切れ目をつかむ構造把握力 竹岡の英文熟考(上・下)
内容合致問題 テーマをつかむ速読力 過去問・速読英単語
英作文(グラフ型) 増減・比較の表現ストック 竹岡の英作文/英作文ハイパートレーニング

【分析】
「なぜこの参考書を使うのか」が分かると、日々の勉強の目的が明確になります。たとえば同意表現問題は単語力がそのまま得点になり、和訳問題は構文把握力がなければ手が出ません。

英作文はテーマによる難易度の差が小さいため、長文より先に英作文を解くという選択肢も持っておくと安全です。

参考書ルート早見表

神大研が推奨する参考書ルートを、レベル別にまとめました。基本方針は「1冊を完璧に仕上げてから次へ進む」ことです。

レベル 英語(単語・熟語/解釈)
基礎 ターゲット1200/大岩の1番はじめの英文法
入門(偏差値40〜50) システム英単語(1400まで)/動画でわかる英文法
中級(偏差値50〜60) システム英単語(2180まで)・速読英熟語/竹岡の英文熟考(上・下)
上級(偏差値60〜70) 速読英単語 上級編/ポレポレ英文読解・英文読解の透視図
仕上げ(高3秋〜) 神戸大学の過去問5〜10年分/英作文+添削
科目 基礎〜実戦 仕上げ
数学 青チャート/黄チャート → 文系数学の赤→青 神戸大学の過去問5〜10年分
国語 現代文のaccess/古文単語315・富井の古典文法/漢文はや覚え 現代文読解力の開発講座+添削

【分析】
参考書は多く持つほど有利になるわけではありません。神大研では復習可能な1冊を完璧にすることを重視しています。

「いろいろな問題を解いたのに、チャートに戻ったら解けない問題がたくさんあった」という失敗は、実際の受験生に非常に多いパターンです。

1冊を「初見で解く→翌日チェック→1週間後にもう1回」の流れで回し、確実に定着させましょう。

各科目の詳しい対策は、専用記事でさらに深く解説しています。英語の参考書ルート数学の対策国語の対策もあわせてご覧ください。

経営学部のリアルな雰囲気

ここからは受験の話を少し離れて、合格したあとに待っている神戸大学経営学部の実際の雰囲気ガキになる人も多いのではないでしょうか?現役の経営学部生が解説します。

立地「キャンパスは坂の上」

経営学部は、経済学部・法学部と同じ六甲台第1キャンパス(神戸市灘区六甲台町2-1)にあります。

最寄りは阪急六甲・JR六甲道・阪神御影の3駅で、いずれからも神戸市バスでアクセスします。また1年時は鶴甲第一キャンパスで授業を受ける必要があります。鶴一から六一までの移動はとてもしんどいです。

行き方 ルート 実際のところ
バス 阪急六甲・JR六甲道・阪神御影から神戸市バス36系統(鶴甲団地行/鶴甲2丁目止まり)→「神大正門前」下車 半分くらいがこれ
徒歩 阪急六甲駅から約15〜25分 ずっと上り坂。夏場に歩くと教室に着く頃には汗だく

先に言っておくと、とにかく坂がすごいです。「六甲台」の名前どおりキャンパスは六甲山の斜面にあり、正門から校舎へ向かうだけで息が上がります。

原付、電動自転車、徒歩、バスで通学する人が多いです。普通の自転車では坂は登れません!

そしてテスト期間はバスが本当に混みます。1限や試験開始前の時間帯は満員で乗れず、1本見送ることも珍しくありません。

阪急六甲からはほとんど乗れないと考えていいでしょう。試験の日は普段より3本早いバスに乗る、というのが神大生の暗黙のルールです。

そのかわり、坂を登り切った先の眺めは格別です。キャンパスからは神戸の街と海が一望でき、夕方には港の夜景が見えます。

授業を受ける本館・社会科学系図書館・兼松記念館・六甲台講堂は1930年代に建てられた重厚な建物で、2003年に国の登録有形文化財に登録されています。

歴史ある校舎で普通に講義を受けられるのは、経営学部ならではの贅沢です。

大学生活でできること

経営学部は「入ってからの選択肢」がとにかく広い学部です。代表的なものをまとめました。

やりたいこと 使える仕組み 内容
公認会計士・税理士になる 会計プロフェッショナル育成プログラム 1年次から実践簿記1〜4を開講し、在学中合格(最短3年次)を目標にする。早期卒業制度で「学部3年+大学院2年」の5年一貫も可能
1年間留学する KIBERプログラム 提携大学へ1年間の交換留学。神戸大学の授業料以外の授業料は不要で、指定ゼミに所属すれば留学しても4年間で卒業できる
少人数でじっくり研究する ゼミナール(演習) 教員1人+学生10名前後の研究会形式で2年間開講。所属ゼミの分野によって学位が「経営学」か「商学」に分かれる
起業する 神戸大学起業部/V.School ビジネスプランコンテストやセミナー、起業後の伴走支援まで用意。学生発ベンチャーが実際に生まれている
データで経営を読む 経営データ科学特別学修プログラム 2023年度に始まった新しいプログラム。統計・データ分析を経営に結びつけて学ぶ

参照元:経営学部教育プログラムについて(神戸大学経営学部公式)会計プロフェッショナル育成プログラム

このほか、11月には学園祭「六甲祭」があり、模擬店やステージでキャンパス全体が一気ににぎやかになります。

サークル・部活も体育会から文化系まで揃っていて、三宮や六甲道のアルバイト先も選び放題です。

【分析】
経営学部の強みは、「会計士」「留学」「起業」「データ分析」のどれを選んでも学部の仕組みが用意されていることです。

入学時点で進路を決めていなくても、1〜2年生のあいだに実際の授業を受けながら方向を選ぶことができます。

また授業がオンデマンドのものやテスト100%のものが多く普段の授業にあまり出席せず自分のやりたいことをする時間が取れるのも経営学部の特徴です。

学業という面では神戸大学に入学後一番楽なのは経営学部です。

FAQ(よくある質問)

Q1. 3つの方式は別々に出願するのですか?

いいえ。一般入試(前期)に出願すれば、自動的に「共テ優先→個別優先→総合」の順で判定されます。

共テ優先30%・個別優先30%が先に抜け、残る88人が総合で選抜されます。出願は1回、チャンスは3回です。

Q2. 共通テストは何割必要ですか?

総合で狙うなら80%前後が目安です(総合の合格最低点は約66〜68%=共テ80%+二次60%の計算)。共テ優先の一発合格を狙うなら約84〜85%が必要です。

共テボーダー(79%)を下回っても、二次で約6割取れれば総合での逆転、さらに個別優先という道もあります。

Q3. 二次試験に漢文は出ますか?

出ません。経営学部の二次国語は現代文1題+古文1題(80分)です。

漢文は共通テストのみで必要です。ただし共テ国語では漢文が時間戦略のカギ(最初に解いて時間の余裕を作る)になるため、「漢文はや覚え読解法」を1冊仕上げておきましょう。

Q4. 数学が得意なら経営学部は有利ですか?

有利です。二次数学125点(均等配点)に加え、共テ数学も75点あります。

実際、合格した講師も「数学85%(共テ)・70%(二次)」を軸に英語の苦手をカバーする目標設計で合格しました。

なお数学がさらに突出しているなら、二次数学の比重がより大きい経済学部の数学選抜も比較検討の価値があります。

Q5. 学校推薦型選抜はどんな入試ですか?

募集40人で、共通テスト950点+書類審査100点=1050点で判定されます(2025年度倍率4.4倍)。

詳細な要件は経営学部の学校推薦型募集要項(公式PDF)で確認してください。評定と共テ得点力に自信があるなら有力な選択肢です。

Q6. 偏差値50からでも合格できますか?

できます。浪人時偏差値51から集団授業から参考書自習に切り替えて合格しました。

カギは授業の量ではなく、「合格最低点から逆算した計画」と「自習の質の管理」でした。浪人生こそ自習時間の設計が合否を決めます。

Q7. 経営学部ではどんなことを学びますか?

神戸大学経営学部は学科の分かれていない1学科制で、経営学(戦略・組織・人事・生産)・会計学・市場科学=商学(流通・金融・証券・保険など)の3分野を学びます。

1年次は「経営学基礎論」「会計学基礎論」「市場システム基礎論」が必修で3分野を一通り学び、2〜3年次で展開科目、そこから専門度の高い応用科目へ進みます。

英語で専門を学ぶグローバル科目群や、経営者が登壇する「トップマネジメント講座」などの高度教養科目もあります。

「入学時点でやりたい分野が固まっていなくても大丈夫」な設計です。参照元:経営学部教育プログラムについて(公式)

Q8. 授業は忙しいですか?

1年次がいちばん忙しく、学年が上がるほど自分で調整できるようになります。1年次は必修の基礎論に全学共通授業(教養)が重なるので時間割は埋まりがちです。

2年次以降は専門科目とゼミが中心になり、履修の組み方しだいで空きコマも作れます。

会計プロフェッショナル育成プログラムを取ると1年次から実践簿記が加わって負荷は上がりますが、逆にKIBERで1年間留学しても4年間で卒業できるカリキュラムが整っています。

普通の生徒であれば、単位取得条件がテスト100%の科目をとったりすれば大学生活のほとんどを自由な時間に当てれれます。自分のしたいことができるのが経営学部です。

Q9. 大学在学中に起業できますか?

できます。神戸大学には学生が起業するための「起業部」があり、ビジネスプランのブラッシュアップからビジネスプランコンテスト、起業後の伴走支援まで受けられます。

全学組織のV.School(バリュースクール)では価値創造を学び、学生の自発的な活動をプロジェクトとして認定する仕組みもあります。

実際に学生発ベンチャーが複数生まれています。経営学部で経営・会計・マーケティングを体系的に学びながら、同時に実践できるのは大きな強みです。

まとめ

項目 内容
選抜方式 共テ優先30人→個別優先30人→総合160人(出願1回でチャンス3回)
満点(総合) 775点(共テ400+二次375)
二次科目 英・国・数各125点の均等配点(国語は漢文なし)
合格最低点(総合) 約66〜68%=共テ80%+二次60%
共テ優先ライン 約84〜85%
逆算した二次ボーダー 約53〜57%(共テがボーダー79%通りの場合)
偏差値/共テボーダー 62.5/79%
倍率(2025一般) 3.2倍

参照元:神戸大学 入試結果(公式)

経営学部合格の本質は「合格最低点から逆算した計画」です。科目別の目標点を決め、夏休み明けから過去問でやるべきことを特定し、記述は添削で仕上げる。この王道を管理できた受験生が勝ちます。

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