神戸大学システム情報学部の入試対策|配点・合格最低点・偏差値を解説

学部別対策

こんにちは、神大研公式ブログ部です。

神戸大学システム情報学部は、2025年4月に工学部情報知能工学科を改組して誕生した、AI・データサイエンスを学ぶ新学部です。偏差値60.0は神大理系でトップクラス、そして二次試験の配点比率70%は神戸大学で最も高く、共通テスト300点・二次700点という極端な「二次勝負」の入試構造を持っています。

この記事では、大学公式データをもとに、新設1年目の入試結果を含むシステム情報学部の入試情報と、合格するための勉強法を徹底解説します。

この記事でわかること

  1. システム情報学部で学べる内容(AI・データサイエンス・スパコン)
  2. 入試科目と配点(共テ300点・二次700点の特殊構造)
  3. 合格最低点・倍率・偏差値の最新データ(大学公式)
  4. システム情報学部に向いている人・向いていない人
  5. 数学250点・理科250点を攻略する勉強法と受験戦略
  1. 学部の特徴
    1. 学びの特徴
  2. 入試情報(配点・最低点)
    1. 入試科目と配点(前期日程)
    2. 入試科目と配点(後期日程)
    3. 合格最低点(大学公式データ)
    4. 倍率(2025年度・新設初年度)
    5. 偏差値・共通テストボーダー
    6. 共テボーダーから逆算した「二次ボーダー」
  3. 向いている人・向かない人
    1. 向いている人
    2. 向いていない人
  4. 二次ボーダー突破の勉強法
    1. 数学(二次250点/後期400点)── 最優先科目
    2. 理科(二次250点・物理+化学指定)
    3. 英語(二次200点)
    4. 共通テスト(300点・全科目50点均等)
  5. 受験戦略・勉強計画
    1. 戦略①:「共テ80%+二次63%」を数値目標にする
    2. 戦略②:学校推薦型(共テ課す)も検討する
    3. 戦略③:後期は「数学400点の1発勝負」
    4. 年間スケジュールの目安
    5. 自習時間の設計が合否を決める
    6. 戦略③:自習時間1500時間の配分を決める
    7. 戦略④:講師陣の経験から見た目標得点
    8. 戦略⑤:私が実際にやった失敗から学ぶ
  6. 二次試験の時間配分
  7. 設問タイプ別の攻略
  8. 参考書ルート早見表
  9. FAQ(よくある質問)
    1. Q1. 工学部とはどう違うのですか?
    2. Q2. 共通テストで失敗しました。二次逆転は可能ですか?
    3. Q3. 理科は生物選択でも受験できますか?
    4. Q4. 推薦入試はありますか?
    5. Q5. 就職・進路はどうですか?
    6. Q6. 「新設だから狙い目」というのは本当ですか?
  10. まとめ
  11. 神大研で逆転合格

学部の特徴

神戸大学システム情報学部は、六甲台キャンパスにある1学科(システム情報学科)体制の新学部です。前身は工学部情報知能工学科で、2025年4月に独立しました。AI、データサイエンス、スーパーコンピュータ、システム科学を専門的に学び、他分野と協力しながら社会課題を解決できる人材の育成を掲げています。

学びの特徴

特徴 内容
AI・データサイエンス 音声認識・画像処理など最先端のAI技術を研究
スーパーコンピュータ スパコン「富岳」のある神戸で計算科学を学べる
C³プロジェクト 学生自らサービスを制作・提供・運用する実践型授業
6年一貫教育 学部+大学院を接続し、最短6年で博士号も可能
新教育棟 2025年度に「情報価値創造教育棟」が完成。学習環境も最新

参照元:神戸大学 システム情報学部(公式サイト)

情報系人材の需要増を背景に、全国的に情報系学部の人気は過熱しています。関西の国公立でAI・データサイエンスを本格的に学べる学部として、システム情報学部は初年度から高い注目を集めました。

入試情報(配点・最低点)

入試科目と配点(前期日程)

区分 科目 配点
共通テスト 国語50・数学50・理科50・外国語50・地歴公民50・情報Ⅰ50 300点
二次試験 数学250・理科250(物理・化学)・英語200 700点
合計 1000点

入試科目と配点(後期日程)

区分 科目 配点
共通テスト 国語50・数学50・理科250・外国語150・地歴公民50・情報Ⅰ50 600点
二次試験 数学のみ400点 400点
合計 1000点

参照元:神戸大学 システム情報学部 入試科目(旺文社パスナビ)

前期の配点には2つの大きな特徴があります。

  1. 二次比率70%は神戸大学の全学部で最高。共通テストは6科目すべて50点の均等配点で、合計300点しかありません
  2. 二次の数学250点+理科250点=500点が二次全体の71%。数学と物理・化学の二次力がほぼすべてを決めます

後期は二次が数学1科目(400点)のみ。数学に絶対の自信がある受験生向けの構造です。

合格最低点(大学公式データ)

年度 日程 満点 合格最低点 得点率
2025年度 前期 1000点 646.1点 約65%
2025年度 後期 1000点 796.3点 約80%
2024年度(旧・情報知能工学科) 前期 800点 541.5点 約68%
2024年度(旧・情報知能工学科) 後期 800点 635.2点 約79%

参照元:神戸大学 令和7年度 入学試験(合格者)成績結果(公式PDF)令和6年度(公式PDF)神戸大学 入試結果(公式)

※2024年度は工学部情報知能工学科としての実績(800点満点)、2025年度からシステム情報学部(1000点満点・情報Ⅰ追加)のため、単純比較はできません。

2025年度前期の合格最低点は約65%。ただし共通テストの合格者平均は300点中241点(約80%)であり、合格者はボーダー78%前後をしっかり超えてきています。「共テ8割+二次6割強」が実際の合格者像です。

倍率(2025年度・新設初年度)

選抜 募集人員 志願者数 合格者数 倍率
前期日程 110名 402名 115名 3.4倍
後期日程 20名 347名 27名 5.5倍
学校推薦型(共テ課す) 15名 37名 15名 2.5倍
「志」選抜 5名 16名 5名 3.2倍

参照元:神戸大学 システム情報学部 入試結果(旺文社パスナビ)

前年(旧・情報知能工学科)の前期2.8倍から3.4倍に上昇。情報系人気の全国的な過熱を反映し、新設初年度から神大理系で最も競争の激しい学部の一つになりました。後期5.5倍は「数学1発勝負」に自信のある猛者が集まる激戦です。

偏差値・共通テストボーダー

日程 偏差値(河合塾) 共テボーダー
前期 60.0 78%
後期 65.0 85%

参照元:神戸大学 システム情報学部 偏差値・ボーダー(旺文社パスナビ)

前期偏差値60.0は工学部の各学科(55.0〜60.0)の最上位に並び、神大理系では医学部医学科に次ぐ水準です。「工学部から独立して入りやすくなった」ではなく、むしろ難化しているのが実態です。

共テボーダーから逆算した「二次ボーダー」

「共テで何%取れたら、二次であと何%必要か」を2025年度前期の合格最低点(646.1点)から逆算しました。

共テの取り方 共テ得点 合格最低点 逆算した二次ボーダー
ボーダー通り(78%) 234点/300点 646.1点 413点/700点(約59%
合格者平均(80%) 241点/300点 646.1点 405点/700点(約58%

共テが300点しかないため、共テで2%上下しても二次ボーダーは1%も動きません(6点/700点≒0.9%)。つまり共テ後に一喜一憂する意味が最も薄い学部で、最初から最後まで「二次の数理をどれだけ仕上げるか」の勝負です。配分例:数学・理科(各250点)で65%ずつ+英語(200点)で5割なら425点となり、二次ボーダー413点を超えます。

向いている人・向かない人

向いている人

  1. 数学・物理が得意で、二次勝負に持ち込みたい人:二次比率70%は神大最高。数理の二次力がある人には最高の配点です
  2. AI・データサイエンス・プログラミングを本気で学びたい人:スパコン「富岳」のある神戸で、学部から研究レベルの環境に触れられます
  3. 研究者・高度エンジニア志向の人:6年一貫教育で最短6年の博士号取得ルートがあります
  4. 評定平均が高い人:共テを課す学校推薦型(15名・倍率2.5倍)は一般前期より倍率が低く、狙い目です
  5. 共テで多少ミスしても諦めたくない人:共テ300点なので、1〜2科目の失敗を二次で取り返せます

向いていない人

  1. 数学・物理のどちらかに苦手意識がある人:二次の数理500点から逃げられません。同じ情報系でも私立や他大学の方式を検討すべきです
  2. 「新設だから入りやすい」と考えている人:実際は前期3.4倍・偏差値60.0と工学部より難化しています
  3. パソコンが好き=情報学部と考えている人:数学ベースの理論・アルゴリズムが中心です。ゲームやガジェット好きの延長だと入学後にギャップがあります

二次ボーダー突破の勉強法

目標は、先ほど逆算した二次ボーダー約59%を確実に超えることです。数学・理科(計500点)で65〜70%を取れば、英語は5割台でも届く計算です。神大研が推奨する参考書ルートをもとに解説します。

数学(二次250点/後期400点)── 最優先科目

神戸大学の数学は「難問を排し標準的な問題を出題」が公式方針。システム情報学部でも問題は他学部と共通のため、標準問題を完答する精度が問われます。

時期 参考書 使い方
高1・2 青チャート 例題を完璧に
高3から 黄チャート 時間がなければ黄で網羅
高3夏〜 神戸大学過去問 過去問でアウトプット→チャートで復習
直前期 過去問10年分 記述答案の完成度を上げる

頻出の微積分(数Ⅲ)・確率・証明(帰納法)を得点源に。二次250点は「1問の取りこぼしが約20〜30点の失点」を意味します。途中式・論証を省かない記述練習を毎日続けましょう。神戸大学の数学対策(文系・理系別)で参考書ルートを詳しく解説しています。

理科(二次250点・物理+化学指定)

  1. 物理:電磁気・力学を最優先。「なぜその式になるか」を説明できるレベルまで理解する
  2. 化学:理論・有機を軸に、1つの参考書でインプット→過去問でアウトプット
  3. 物理・化学とも「共テ8割・二次7割」が目標ライン

理科250点は数学と同配点です。物理に寄せて化学を放置すると、250点の半分を捨てることになります。2科目均等に仕上げる計画を立ててください。

英語(二次200点)

レベル 参考書
基礎 システム英単語(1400まで)・大岩の1番初めの英文法
中級 竹岡の英文熟考(上下)・速読英熟語
上級 ポレポレ・速読英単語上級編
直前 神戸大学過去問・英作文ハイパートレーニング

二次200点と決して軽くありません。長文3題+英作文を80分で処理するスピード勝負のため、音読による速読訓練と英作文の添削を習慣化しましょう。神戸大学の英語対策参考書ルートもあわせてご覧ください。

共通テスト(300点・全科目50点均等)

共テは全科目50点均等という珍しい構造です。国語も情報Ⅰも数学と同じ50点。つまり捨て科目を作った瞬間にボーダー78%が遠のきます。情報Ⅰは新設科目で対策情報が少ないからこそ、共テ形式の演習を12月から計画的に回しましょう。

受験戦略・勉強計画

戦略①:「共テ80%+二次63%」を数値目標にする

逆算した二次ボーダーは約58〜59%。本番のブレを見込んで+4%程度の安全マージンを乗せた二次63%(440点/700点)を目標にします。数学・理科で7割、英語で6割が現実的な配分です。共テは300点しかないため、共テの多少の失敗より二次の仕上がりがそのまま合否になります。

戦略②:学校推薦型(共テ課す)も検討する

システム情報学部には共テを課す学校推薦型選抜(募集15名)があり、2025年度の倍率は2.5倍と前期(3.4倍)より低めでした。評定平均に自信があるなら、一般前期と併行して検討する価値があります。神戸大学の推薦入試の詳細はこちら

戦略③:後期は「数学400点の1発勝負」

後期は共テ85%+二次数学のみ。数学が突出して得意でない限り、後期をあてにせず前期で決める計画を立てるべきです。

年間スケジュールの目安

時期 やること
高3春まで 数学:青チャート例題完成/英語:単語・文法完成
高3夏 数学:過去問演習開始/物理・化学:全範囲インプット完了
高3秋 神大過去問7〜10年分+記述添削/併願校過去問
12月〜共テ 共テ対策に全振り(国語・情報Ⅰ含め6科目均等に)
共テ後 二次の数学・理科を最終仕上げ。答案の完成度を高める

自習時間の設計が合否を決める

受験生の自習時間は年間約1500時間。二次比率70%の入試は、演習量がそのまま合否に直結します。「いつまでに・何を・どのレベルまで」を明確にした勉強計画と、毎週の検証サイクルを作りましょう。

戦略③:自習時間1500時間の配分を決める

受験生の自習時間は年間約1500時間。この時間をどの科目に何時間割くかを決めていないと、得意科目ばかりに時間を使ってしまいがちです。システム情報学部を目指す場合の配分の目安を示します。

科目 目安時間 理由
数学 450時間 配点が最も大きく、伸ばした分がそのまま得点になる
理科2科目 400時間 2科目分の負担。夏までにインプットを終える
英語 350時間 毎日触れる。単語と解釈を切らさない
共通テスト専用(国語・地歴公民・情報) 300時間 11月以降に集中投下

【分析】配分を数字で決める最大のメリットは、「今週この科目に何時間使えたか」を検証できる点です。感覚で勉強していると苦手科目が後回しになり、本番直前に慌てることになります。神大研の自習コンサルティングでも、まずこの配分づくりから着手します。

戦略④:講師陣の経験から見た目標得点

「何割取れば合格できるのか」は、受験生が最も知りたい情報のひとつです。神大研の講師陣(全員が神戸大学の合格経験者)の経験から言うと、目標の目安は次のとおりです。

科目 目標の目安 ポイント
数学 3完+部分点 標準問題の取りこぼしが致命傷になる
英語 6〜7割 和訳の構文ミスをゼロにできれば8割も見える
理科 標準問題を全部拾う 難問が解ける人より、標準を落とさない人が受かる

【分析】ここで強調したいのは、満点を狙う必要はまったくないということです。実際に神戸大学英語で8割を取った講師も、「合格ラインの目安は6〜7割。標準的な問題を取りこぼさなければ届く水準」だと言います。国語も同じで、まず5割を安定させ、記述の完成度を高めて6割5分〜7割に乗せるのが現実的です。「全部解けるようにする」ではなく「取れる問題を確実に取る」——これが合格者に共通する発想です。

戦略⑤:私が実際にやった失敗から学ぶ

最後に、私自身が受験生時代に実際にやってしまった失敗を紹介します。同じ轍を踏まないでください。

失敗談:参考書を解き漁って、かえって遠回りした
私は現役時代、「自分は数学が少し得意だ」と思っていて、学校で出された問題、他大学の過去問、プラチカなどを解き漁っていました。

しかし受験に失敗してチャートを見直したとき、解けない問題がたくさん残っていることに気づいたんです。現役時にチャートを5周はしていたにもかかわらず、でした。原因は、復習を面倒に感じて「多分いけてるわ」と適当に済ませていたことだと思います。

そこで神大研では「1冊を完璧にする」ことを徹底しています。その基準は次のとおりです。

  1. 1つの問題を初見で自力で解いてみる
  2. 解けなければチェックをつけ、解けたら丸をつける
  3. 解けない問題は解説を読む。理解できなければ前の単元まで戻る。理解できたら、解説を見ずに答案を書けるまでやる
  4. 翌日に自力で解けるかチェックする。できなければ3に戻る
  5. 解けていても、1週間後にもう一度確認する

システム情報学部を目指すうえでも、この考え方は変わりません。やった量ではなく、身についた量が合否を分けます。

二次試験の時間配分

ここからは、システム情報学部を受験するうえで欠かせない「本番の時間配分」を具体的に示します。神大研が推奨している配分は次のとおりです。

科目 推奨配分 ポイント
英語(80分・4題) 大問Ⅰ18分/Ⅱ18分/Ⅲ17分/英作文20分/見直し7分 英作文の20分を必ず残す
数学(120分・5題) 1題20分×5題+見直し20分 数Ⅲの計算ミスが命取り。見直し時間を確保
理科2科目(120分) 物理は1題18分×3題+見直し6分/化学は1題13分×4題+見直し8分 得意科目から着手。1問に固執しない

【分析】理系型の二次試験は数学と理科の比重が大きいのが特徴です。特に数学は120分で5題という長時間の勝負になるため、1題ごとの時間を区切って進める意識が欠かせません。理科は2科目120分をどう配るかを事前に決めておかないと、本番で必ず崩れます。過去問演習の段階から「2科目連続120分」で解き、科目の切り替えにも慣れておきましょう。

共通して大切なのは、試験開始直後に全問へ目を通し、解けそうな問題から着手することです。誘導つきの小問構成が多いため、(1)(2)を確実に取り、(3)以降で部分点を積み上げる意識を持ちましょう。白紙の大問を作らないことが、合格ラインを超える最短ルートです。

設問タイプ別の攻略

神戸大学の二次試験は、設問のタイプごとに求められる力が異なります。特に英語は、どの設問に何が必要かを理解しておくと対策の方向が定まります。

設問タイプ 必要な力 対応する参考書
同意表現問題 1秒で意味が出る単語力 システム英単語・速読英熟語
和訳問題 構文の切れ目をつかむ構造把握力 竹岡の英文熟考(上・下)
内容合致問題 テーマをつかむ速読力 過去問・速読英単語
英作文(グラフ型) 増減・比較の表現ストック 竹岡の英作文/英作文ハイパートレーニング

【分析】「なぜこの参考書を使うのか」が分かると、日々の勉強の目的が明確になります。たとえば同意表現問題は単語力がそのまま得点になり、和訳問題は構文把握力がなければ手が出ません。英作文はテーマによる難易度の差が小さいため、長文より先に英作文を解くという選択肢も持っておくと安全です。

参考書ルート早見表

神大研が推奨する参考書ルートを、レベル別にまとめました。基本方針は「1冊を完璧に仕上げてから次へ進む」ことです。

レベル 英語(単語・熟語/解釈)
基礎 ターゲット1200/大岩の1番はじめの英文法
入門(偏差値40〜50) システム英単語(1400まで)/動画でわかる英文法
中級(偏差値50〜60) システム英単語(2180まで)・速読英熟語/竹岡の英文熟考(上・下)
上級(偏差値60〜70) 速読英単語 上級編/ポレポレ英文読解・英文読解の透視図
仕上げ(高3秋〜) 神戸大学の過去問5〜10年分/英作文+添削
科目 基礎〜実戦 仕上げ
数学 青チャート(高1・2から)/黄チャート(高3から) 神戸大学の過去問5〜10年分
理科 1冊を完璧に仕上げる(重要問題集など) 過去問を本番と同じ2科目120分で

【分析】参考書は多く持つほど有利になるわけではありません。神大研では復習可能な1冊を完璧にすることを重視しています。「いろいろな問題を解いたのに、チャートに戻ったら解けない問題がたくさんあった」という失敗は、実際の受験生に非常に多いパターンです。1冊を「初見で解く→翌日チェック→1週間後にもう1回」の流れで回し、確実に定着させましょう。

各科目の詳しい対策は、専用記事でさらに深く解説しています。英語の参考書ルート数学の対策理科(物理・化学)の対策もあわせてご覧ください。

FAQ(よくある質問)

Q1. 工学部とはどう違うのですか?

前身は工学部情報知能工学科で、2025年4月にシステム情報学部として独立しました。AI・データサイエンス・スパコンに特化し、6年一貫教育(最短6年で博士号)を導入している点が工学部との違いです。入試面では二次比率が70%(工学部は65%)とさらに高く、偏差値60.0は工学部各学科より上位です。

Q2. 共通テストで失敗しました。二次逆転は可能ですか?

神大で最も逆転可能性が高い学部です。共テは300点しかなく、二次700点で十分ひっくり返せます。ただし2025年度の合格者は共テ平均80%を取っており、「共テを軽視してよい」わけではありません。共テ75%前後からなら二次力次第で十分逆転圏です。

Q3. 理科は生物選択でも受験できますか?

できません。前期の二次理科は物理・化学の2科目指定です。生物選択者は、物理+選択1科目で受験できる海洋政策科学部や、物化生地から2科目の農学部を検討してください。

Q4. 推薦入試はありますか?

あります。共テを課す学校推薦型選抜(募集15名)が実施されており、2025年度は志願37名・合格15名で倍率2.5倍でした。一般前期より倍率が低く、評定平均が高い人には有力な選択肢です。

Q5. 就職・進路はどうですか?

AI・データサイエンス人材は全業界で需要が高く、IT企業・メーカー・金融・コンサルなど幅広い進路が見込まれます。大学院進学が多数派の見込みで、6年一貫教育により研究者・高度専門職へのルートも整備されています。神戸にはスパコン「富岳」や研究機関が集積しており、産学連携の環境も強みです。

Q6. 「新設だから狙い目」というのは本当ですか?

データ上は逆です。新設初年度の2025年度は前期3.4倍(前年の旧学科は2.8倍)、後期5.5倍と人気が集中しました。全国的な情報系人気の過熱もあり、今後も高い競争率が続くと考えるべきです。狙い目を探すより、二次の数理を仕上げる王道が結局最短です。

まとめ

項目 内容
設立 2025年4月(旧・工学部情報知能工学科を改組)
満点 1000点(共テ300+二次700
二次比率 70%(神大最高)・数学250+理科250+英語200
合格最低点(2025前期) 約65%(合格者の共テ平均は約80%)
偏差値/共テボーダー 60.0/78%(前期)、65.0/85%(後期)
逆算した二次ボーダー 約59%(共テがボーダー通りの場合)
倍率(2025) 前期3.4倍・後期5.5倍・推薦2.5倍
入試の性格 数理の二次力がすべて。難問なしの精度勝負

参照元:神戸大学 入試結果(公式)

システム情報学部は、神大理系最難関級でありながら、二次比率70%という構造上「数理を極めた者が勝つ」シンプルな入試です。標準問題の精度を極限まで高める1年間を設計できるかが、合否の分かれ目になります。

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